top of page

結城義広ニューアルバム "GRUNGE SOUL" 撮影ウラ話(後編)

こんにちは。

トイカメラ・フィルムカメラの写真展 PHYSICAL GRAFFITI 代表のJulesです。(ジュールと読みます)

3週に渡りお送りして参りました、私が写真とアートワークを担当させていただきました、12月20日リリースの結城義広さんのニューアルバム "GRUNGE SOUL" の撮影ウラ話の後編をお届けします。(前編はこちら中編はこちら

さて、前回、前々回とどのようなツール(道具)を使ってどのような手法でイメージを構築するかと言うようなお話をさせていただきました。

今回は実際に出来上がった素材(写真)を使ってイメージを具現化するプロセスのお話をさせていただこうと思います。

前編で70's〜80's期の "Bowie" や "Lou Reed" "Queen" を撮影して来た世界一有名なロックフォトグラファー "Mick Rock" のお話をしました。実際に私も撮影中の結城さんが "Ziggy Stardust" 期の "Bowie" に見えていたため、出来上がりのイメージは当初想定していた路線で行こうと考えました。

「この世の人物とは思えない、どこか別の次元、未来からやって来た悲哀と絶望に満ちたロッカーと付かず離れず彼の側にいつもいる自己を殺した女性」

、、随分と暗い設定です。笑

基本根暗なんですね。私。誰も信じてくれませんけど。笑

さて、撮影自体は設備の関係など色々苦労はありましたが、モデルになってくれた結城さんRidaちゃんのお陰もあり無事に終了しました。今回はその後のアートワーク全般も担当させていただきましたので、個人的にはこちらの苦労の方が大きかったです。

特に前段の通り、全体的に暗い設定で撮影を進めていたため、トーンが暗くなりがち。そこに結城さんから「アルバムジャケットは白を基調に!」と言う希望がありましたため、ここからが難産でした。

ただ、"感覚的" なところや "嗜好" のところで非常にシンクロしている(と感じている)私と結城さんなので、基本的にはお任せいただけたのが有難かったなと。

最終的に三角形のアルバムジャケットに着地した経緯も、打ち合わせの際に結城さんがホロッと "時計じかけのオレンジ" とこぼしたのがヒントでしょうか。出来上がった写真のイメージが時計じかけ〜に似てるよねとか何とか。

それは私も感じていたことであり、時計じかけ〜だけでなく、前編でもお話した "Blade Runner" や私のヴィジュアル制作のルーツでもある王家衛監督の "恋する惑星" や "天使の涙" など、私を構成するあらゆるものが、少しづつ形になって現れたのが今回の作品だなと。であるならば、いっそ "時計じかけのオレンジ" へのオマージュも盛り込んでしまおう "今の自分を構成するすべてのアート作品へのオマージュ" としようと思うに至りました。

本当にちょっぴりづつ様々な作品からの影響が自分の中で血となり肉となり、今回の作品に昇華されました。

それに三角形はそれだけでとても力強いシンボルでもあるので、メインヴィジュアルとしてこれに勝るものはないだろうと。

もちろん、まだまだスキルとして不足していることも多々ありますし、今回のアルバムジャケットも本当にこれで良かったのかは、私自身まだまだ答えは出ていません。

既に「もっとああすれば良かった」などはいくつもありますが、この辺りは中編でもお話ししました納期や予算などが関係してくる部分でしょうか。

本来であればテストプリントなども重ねて絵作りを行いたいところではありますが、置かれた環境下で最良の作品を生み出すことは今回非常に勉強になりましたし、良い経験をさせていただきました。

アートワーク全般をここまで担当させていただけたことと合わせて、今後に繋がる貴重な体験でした。

さて、そんな結城義広さんのニューアルバム "GRUNGE SOUL" リリースイベント が、12月5日四谷天窓.comfortさんで開催されます!

しかも!来場された方全員に "GRUNGE SOUL" のスペシャルエディションが配布されると言う超お得な特典付き!(スペシャルエディションは12月20日発売の "GRUNGE SOUL" + 特典のグッズが同梱)

イベント代2,500円でライブも観れて、CDとグッズまで貰えちゃうと言う!(大丈夫ですか?)

私はその頃名古屋に転居しているため参戦出来ませんが、この洋楽ロック好きの私が「本当にカッコイイな〜スゲー良い曲だな〜」とiPodで毎日ヘビロテで聴きまくっている "GRUNGE SOUL" 買って損なしです!と言うことは、リリースイベントに行った方が良いに決まってます!

是非、生で結城さんのライブをご覧いただき、その余韻に浸りながら一足先に "GRUNGE SOUL" をご堪能ください!

大事なことなのでもう一回言います。

「本当にカッコイイから買いましょう!」

それでは、3週に渡りお付き合いいただきましたみなさま有難うございました!

また、次の作品か展示でお会い出来る日を楽しみにしております!

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page